高血圧、高脂血症、糖尿病、メタボリック症候群、心臓病(心不全、狭心症、不整脈、弁膜症など)、睡眠時無呼吸症、禁煙指導 など
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高周波数の超音波を心臓にあてて、返ってくるエコー(反射波)を機械で受け取りし、心臓の様子を画像に映し出すことができる検査です。
X線撮影や核医学検査のように放射線による被曝の心配がありませんので、繰り返しても安全に行うことができます。
足のむくみ、息切れ、動悸といった症状がある場合、その症状が心臓からきている症状なのかどうかを見分ける参考となります。
また、検診のレントゲン写真で心臓が大きい(心拡大)と言われたり、心電図で異常があるといわれた時に、心臓自体に異常があるか否かを見分ける重要な手掛かりとなる検査です。
また高血圧の期間が長いかたは心臓肥大のあるなしを見分けることができます。
そのようなときにはぜひ検査をうけてください。
どのようにして行うの?
胸部を出してベッドに仰向けになって寝ている状態で、プローブと呼ばれる超音波の機械を肋骨の隙間に沿うようにあてて行なわれます。 プローブと皮膚の間には隙間が開かないように、ゼリー剤を塗ってピッタリと密着させます。 プローブは超音波画像モニターに繋がっており、その場で診断します。心電図をとりながら行いますので、前胸部や手首と足首に電極をとりつけます。検査にかかる時間は20~30分程度です。
何がわかるの?
主な目的は二つあります
一つは心臓の形の異常のあるなしを診断すること、もう一つは心臓の働きの良し悪しを見ることです。心臓は常に拍動していますが、その動いている状態そのままをその場で観察できる、とても有用な検査です。
心房や心室の大きさ、壁の暑さや動きなどから、心肥大、心拡大、心筋梗塞とその範囲などが診断できます。弁の形や動きから、心臓弁膜症とその程度を判定します。
カラードップラー法を用いて、心臓の中の血流をみて、弁膜症によってどの程度逆流が起こっているかあるいは、心房中隔欠損症のような先天性の心臓病の診断に非常に有用です。
また血流の速度を測ることで、心臓内の圧力を推測することができ、心臓の中の圧が上がっているかや肺の血圧が高いかの診断材料になります。
異常があった場合には?
心臓超音波検査で心臓の形が大きかったり、動きが悪かったり、血液の逆流がみられたりした場合は、経過を観察する必要があります。重症が疑われる場合や超音波検査だけでは診断がつかない場合には、CTの検査やMRIの検査あるいは、心臓カテーテル検査を行なうことがあります。その結果で必要な治療、最適な治療を選ぶことになります。
心臓超音波検査が有用な病気は
心臓肥大、心拡大、拡張型心筋症、肥大型心筋症、各種の弁膜症、心筋梗塞、先天性の心臓病などです。
心臓を縦切りにしてみたところです。
心臓を輪切りにしてみたところです。
左:左心室の心尖部(先の方)寄りの輪切り 右:左心室の真ん中寄りの輪切り
ドップラー法で、心臓の弁に逆流があるか、逆流が多いかどうかの程度も判断できます
大動脈弁の逆流が見られます。
当院ではGE社のVividS6を導入しています。
検査時間は30分程度です
予約検査になります。
検査前にまず一度診察させていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。